"MADE IN JAPAN へのこだわり"
弊社は国内でも海外でも最高の製品を作れます。
でも生産の基本はMADE IN JAPAN、弊社のスタンダードです。それは色々な思いがあるからです。
若い方々の知らない昔話になってしまいますが、実は四半世紀前までは日本は物作り国家でした。製造業が日本を先進国に押し上げ、国民を養い、国内に希望や自信が満ちている時代がありました。Japan as No.1 などと言われる事すらあったのです。真面目にやれば仕事がある、一生懸命に働けば成功する、そんな時代でした…
しかしグローバリズムが到来、物作りは物価の安い国へこぞって流出。世界に冠たる日本の技術は刈り取られて海外へ。国内製造業は海外進出の足場となり、枯れ、老い、そして「コスト高」だと捨てられました。多くの製造現場が日本から消え産業が空洞化。また同時に、国内を環流していた資金(製造→賃金→消費→製造→賃金…)も、輸入する事で海外へ出て行ってしまい日本には戻りません。代償として貧困が日本に訪れました。それが更なる低価格化と海外生産を後押しして国内雇用の消滅と貧困を促進する、この負の輪廻が止まりません。正にデフレスパイラル(物価下落の渦)に巻かれ奈落の底に落ちて行ってます。
本当に多くの工場が消えて行きました。風前の灯のような国内製造業、それでもまだ各地に大小の工場や匠達が息づいています。淘汰された真の精鋭、正にLAST SAMURAIです。弊社の物作りを支えてくれているのが彼らです。弊社の強み、そして誇りです。
だから弊社はMADE IN JAPANにこだわっていきます。弊社を支えてくれる匠達とずっと一緒に仕事をしたい、そして私達を育ててくれた我が国の製造業に感謝を捧げ貢献したい、そう願っているからです。しかし残念なことに日本で作れない商材も増え、またキャパシティも激減しました。物を作る力は消滅し続け、もはや国産だけで商品をまかなうのは無理です。しかし可能な分野は国産にこだわり続けたいのです。脱製造業が叫ばれる中で古いかもしれません。でもこういう会社があってもいい、弊社はそれでいいと思ってます。日本人はやはりひたむきに指先に誠意を込めて物を作る、それが一番合っている、そうやって生み出され限界を超えてきた品質が我が国を、我々を育ててくれた、弊社はそう信じてます。
弊社の物作りは多くの有名ブランド様から賛同と信頼を頂き、御愛顧を頂いております。